質屋かんてい局 前橋店

こんにちは。
かんてい局前橋店です♪

今回は、2013年に140周年を迎えたエピフォン社のエレアコギター「DR-500MCE」をご紹介いたします(^^)

「良い楽器は偶然にはできない」

斬新なアイディアや確かな設計、製造を行う人間によって良い楽器は作られるのだという信念を持ち
輝かしい歴史を刻んできたエピフォン社の名機の１つです。

◆ エピフォンの歴史 ◆

長く輝かしい歴史を持つエピフォン、前史まで遡ると150年にも及ぶそうです。
創立からギブソン社とのライバル争いを繰り広げ、戦後のピンチからギブソン社との合併に至るまでの、波乱万丈で栄光の日々を振り返ってみましょう(^^)/

～エピフォンが誕生するまで・前史～

元々はギリシャの木材商だったアナスタシオス・スタトポウロ氏は
トルコに移住し、楽器のリペアなどもしながら生計を立てていました。
1904年にニューヨークへ渡り工房を開いたスタトポウロ氏は、マンドリンを製作していきます。

マンドリンてあまり馴染みの無い楽器ですが、BUMP OF CHICKENの「車輪の唄」に使用されていたりして、Vo.藤原さんのセンスを感じずにはいられませんでした(*^^*)

～エピフォン設立～

1928年に22歳で後を継いだエパミノンダス・スタトポウロ氏が
社名を「エピフォン（エピフォン・バンジョー・コーポレーション）」と命名。
この社名の意味は「エパミノンダス」のニックネーム「エピ（Epi）」とギリシャ語の「音（phone）」を
合わせた造語であり、「epiphonous（ギリシャ語。「父の夢を息子が叶える」という願いも込められた
素晴らしいものでした。
冒頭でご紹介した「良い楽器は偶然にはできない」という信念は、このエパミンダス氏のものです。

流行していたバンジョー製作で安定した売上を記録していたのですが
ギターの人気が高まるにつれ、ギブソン社をライバルと定めてギター製作にシフトチェンジしていきます。

～ライバル・ギブソン社との闘い～

この頃エレキギターはまだ存在せず、ジャズのアンサンブルに埋もれない大音量を持つ大きなボディのアコースティックギターが必要とされていました。
ボディ幅17インチの「ギブソン・L-5」が絶大な人気を誇っていましたが、そのあと発表されたボディ幅18インチの「ギブソン・スーパー400」に対し、ボディ幅18.5インチの「エピフォン・エンペラー」で対抗。
この後ボディサイズ対決は終わりを迎え、マーチンD-28が定番機となりジャズバンドの定番はピックギターからフルアコに移行していく事となります。

余談ですが、このマーチンD-28はエルヴィス・プレスリー氏やジミー・ペイジ氏も愛用していた名機です☆
ほかにも、ニール・ヤング氏やミスチルの桜井さん、そしてコブクロの小渕さんなど名だたる有名アーティストが愛用している超人気ギターなのです＼(^o^)／

〜レス・ポール氏との関係性〜

トッププレイヤーの溜まり場となっていたエピフォンのショールーム、出入りしていたうちの１人にレス・ポール氏の姿もありました。
レス氏はソリッドギターの構造を実現させる為、工房を借り試作機「ザ・ログ（The Log。”丸太”の意味）」を完成。
角材にネックとホロウボディをとりつけた、セミアコに近いものだったそうです。
しかしこの年、1941年に真珠湾攻撃が起こり、第二次世界大戦に突入したためレス氏の創作も行き止まりとなってしまいます。

戦後、ギブソンに並ぶギターブランドとして一世を風靡する事となったエピフォンでしたが
1945年エパミノンダス氏が亡くなり、社内での労働争議や他社による買収、工場の移転や多くの職人を失うなど存続の危機を迎える事となります。
これを救おうとしたレス・ポール氏が、当時のギブソンの社長であるテッド・マッカーティー氏に救済の手助けをするよう進言したという背景がありました。

〜ギブソン傘下となったエピフォン〜

1957年ギブソンはエピフォンを買収、子会社となったエピフォンはギブソン傘下のブランドとして存続する事となりました。
アップライトベース（ウッドベース）やバンジョーなど、エピフォンにしかない重要な知識が得られるため、両者ともに利益のある買収でした。
製品はギブソンギターのエピフォン版として開発され、ヘッドはギブソンのものとは異なったデザインになっており、ギブソンの廉価モデルを製作する時でもブランドのアイデンティティを誇り守られているのです。

◆ エピフォンのアコギ・エレアコシリーズ◆

今では初心者向けのギターブランドとして根付いてきているエピフォンですが、品質は変わらないまま良好で多くの支持を得ている老舗ブランドです。
アコギ・エレアコは5万円以内のものが中心で、初心者にはとても手に取りやすく安心して購入する事ができます。

「エピフォンてどうなの...」という声も聞きますが、プロアーティストの中には独自ブランドを作っている人もチラホラいるようです(*^^*)

☆ エピフォン独自のモデル別特徴 ☆

モデル名	内           容
Ltd. Ed.	リミテッドエディションの略。限定で小ロット生産されるもの。
PRO	コイルタップ機能が付いている。P-90モデルでは、上位機種「P-90 PRO」ピックアップを採用している。
Plus	ギブソン製ピックアップ搭載で、アクティブ回路やブースターが搭載されている。
Royale	ビビットなカラーリングが目を惹く。バインディングにラメが入っているモデルもあり。
Elitist	日本製の最高グレード。ギブソン製ピックアップやゴトー製ペグ、ラッカー塗装など高級感が漂う。
Outfit	「outfit」は用具一式の意味。プレミアムハードケースやストラップが付属される事もある。
Masterbilt	eSonic2 ステレオピックアップシステム搭載。ネックとブリッジにはそれぞれShadow NanoMagピックアップとShadowNanoFlexピックアップを搭載しており、便利なチューナー機能も搭載されている為バランスのとれたサウンドが可能に。

◆ 商品について◆

【 商品名 】　エピフォン マスタービルトシリーズ  /  DR-500MDE
【 商品番号 】　16072313777
【 状態 】　多少の小傷はありますが、目立った外傷なし
【 付帯品 】　ソフトケース付き
【 店頭価格 】　￥39,800-

◆ 最後に... ◆

今回ご紹介させて頂いたエピフォン製ギターですが、あのビートルズのジョン・レノンやポール・マッカートニーが使用していた「カジノ」が有名で個人的にも惹かれます(*^^*)
フォルムも大好きですし、赤いカジノを弾くギターボーカルさんが居たら...

最高ですね( ﾟ∀ﾟ)！！笑

店頭にて販売中のエピフォン マスタービルトシリーズも、本格的なシステム搭載で高音質な音作りが可能なこだわりの名機です☆
ぜひ、ぜひぜひ！お手にとってご覧頂けたらと思います♪

私達かんてい局前橋店では、エピフォン社の目標となった父の背中のように、素晴らしい「今日の背中」をご紹介していきたいと思っております(^^)v笑
目は口ほどに物を語るといいますが、背中はもっと語ると思うわけで。
インスタグラムで更新して行く予定ですので、皆様お楽しみに(^O^)／

大切な楽器、質に預けませんか？

かんてい局 前橋店ギター買取だけでなく質預かりも可能です。
周辺機器・音響機器も￥1,000以上つけば質の対象となります。
（例えばアンプなど...）
ギャランティーなどの付属品があれば一緒にお持ちください。
是非、お気軽にお立ち寄り下さい。

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かんてい局 前橋店について

かんてい局 前橋店

群馬県前橋市野中町91-1
営業時間／10：00～19：00
定休日／水曜日